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■ホテルの朝食。
ビュッフェでないのが嬉しいです。

■今日は三原まで行き、「SEA SPICA」に乗るのですが、それまで時間があるので、国宝の寺と呼ばれる「浄土寺」へバスで行くことにします。
http://www.ermjp.com/j/temple/
いきなり急な階段。めげそう。。。

■山門（重要文化財）。
南北朝時代(1337〜1392年)に再建された門です。

■境内から撮った山門。
尾道水道がすぐそこに見えます。

■本堂（国宝）。
1327年建立。
本尊は十一面観世音菩薩で秘仏になっていて見ることはできませんし、写真も公開されていません。

浄土寺は1400年も昔、聖徳太子の開基と伝えられています。
また、足利尊氏が戦勝祈願に訪れ、その翌年に室町幕府を樹立したそうです。

■多宝塔（国宝）。
1327年建立。日本の三大名塔ですって（他は高野山金剛三昧院と石山寺）。

■阿弥陀堂（重要文化財）。
1345年建立。

■庭園（国の名勝）と露滴庵（重要文化財）。
庭園は1806年作庭で、茶室露滴庵は1814年に天満屋が寄進したものです。

■方丈（重要文化財）。
1690年に建てられたものです。

■山門脇に花桃が咲いていました。

■尾道から15分ほど列車に乗り三原へ。
三原駅は三原城の本丸跡に造られています。
三原城は続日本100名城に指定されていますので、説明は 日本の城（34 広島県）に記載しています。
（赤字部分をクリック）

■三原城跡公園の桜。

■ランチは広島焼（モダン焼）。

■今回の旅の目的、高速クルーザー「SEA SPICA」(シースピカ)で三原港から広島港まで巡る船の旅のため三原港にやってきました。
写真は広島から到着した「SEA SPICA」。

■ルートマップ。
三原港から広島港への西向きコースです。
途中、大久野島と大崎下島の御手洗で下船観光します。

ルートマップは乗船券より。

■5月に行われる広島サミットでは、この「SEA SPICA」に首脳らを乗せて、プリンスホテルから宮島へ行くそうです。

■「SEA SPICA」船内。
まだシーズン初めということで乗客は少なく、真ん中の席は使用せず窓側の席も3席を2人で使用できました。

■デッキ。

■井口島と高根島を結ぶ高根大橋。

■井口島の瀬戸田港。
井口島は尾道市で、平山郁夫の生誕地で美術館があります。またレモンの産地としても有名です。しまなみ海道を使って来ることができます。

■大久野島到着。
大久野島は戦前、陸軍の毒ガス工場があり、その機密性から「地図から消された島」でした。
現在はすべて国有地で民家はなく、休暇村と毒ガス資料館があり観光地となっています。

■大久野島は「うさぎの島」として海外にも知れ渡っています。
1971年地元のある小学校で飼われていた8羽が放されて、それが野生化し繁殖したそうで、コロナ禍前は900羽以上いたそうですが、コロナ禍で観光客が減り餌をもらえなくなり少なくなってしまいました。きっとまた増えていくことでしょう。

■大崎下島の御手洗に到着。
ここで1時間の見学時間があります。
御手洗は江戸時代に風待ち、潮待ちの港として北前船などが寄港するようになり発展しました。

■明治以降、鉄道が発達し港が不要になったため経済成長からも取り残され、町並み風情が残りました。
1994年、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、町並み保存活動が行われています。

■御手洗天満宮。
菅原道真が太宰府へ左遷されたときに立ち寄り、こちらの井戸で手を洗ったと伝わる御手洗の由来となった場所に建つ天満宮。

■若胡子屋(わかえびすや)跡。
港町には広島藩公認の4軒の茶屋があり、若胡子屋が最初に開業し唯一現存しています。
最盛期には100人もの遊女が若胡子屋に在籍していたそうです。

■懐かしい看板。

■乙女座。
昭和初期のモダン建築で、昭和30年代まで映画館として使用されていたそうです。

■越智病院。
テレビCMに使われたそうです。

■江戸時代に石で造られた高燈籠。
奥は住吉神社。

■安芸灘大橋。
御手洗を出港し30分ほどで見えてきます。右手は本州で、ここから「安芸灘とびしま海道」という8つの橋で島々を結んでいます（8つ目の橋は計画段階）。先ほど停泊した大崎下島も、呉から「安芸灘とびしま海道」を使って車で行くことができます。

■音戸の瀬戸。
呉市にある本州と倉橋島の間の南北に伸びる海峡で、写真に映る南側の狭いところで幅約80メートル、北側で幅約200メートルです。
潮流が早く、可航幅も狭いため、海の難所として有名です。
写真に映る船が南側から来るため、私たちの乗った船は泊まっています。

■音戸の瀬戸に入ります。
左の写真をクリックすると、動画が再生されます。
前を行く船は松山から広島へ向かう定期航路の「シーパセオ」です。

左の写真をクリックすると、音戸の瀬戸内を航行する動画が再生されます。

■呉港を中心とする呉湾一帯は、かつて世界最大の戦艦「大和」を建造した東洋一の軍港と呼ばれました。現在は海上自衛隊呉基地が設置され、潜水艦や護衛艦など多くの自衛艦を見ることができます。
左の写真をクリックすると、呉港の様子の動画が再生されます。
潜水艦から出る水蒸気は、蓄電によるものです。

■広島港到着。
広電に乗って広島駅へ向かいます。
ところが途中駅で一向に発車しません。信号トラブルのようで、復旧まで時間がかかるので降りる人は運賃不要ですとのアナウンスがあり、大部分の人が降りました。GoogleMapを見ると広島駅まで2駅の所で、ゆっくり歩いても15分と教えてもらったので下車して歩くことにしました。

■宿泊は広島駅直結のホテルグランヴィアなので、広島駅にある飲食店で夕食にすることにしました。
ところが、金曜日ということもあって、どの店も並んでいます。牡蠣が食べたいということで、入ったお店では牡蠣、タコの天ぷら、穴子を注文。広島のお酒、加茂鶴も飲んでいます。

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