■今日の午前中は、広島から尾道へ観光列車etSETOra(エトセトラ)に乗って、瀬戸内の風景を楽しみます。
左の写真をクリックすると、動画で撮影した入線の様子が再生されます。

JRおでかけネット　観光列車の旅時間

■乗車した2号車。

■こちらは1号車。4人掛けテーブル席があるせいか、窮屈そうに感じました。

■駅員の方に見送られて出発。

■快速のため運賃にグリーン料金をプラスするだけで乗車できます。
JR西日本の予約サイト「e5489」では座席指定ができないので、駅のみどりの窓口へ行って海側の座席を指定しました。

■東広島市安芸津近辺の牡蠣棚。

■忠海を過ぎると呉線が海に一番近いというあたりを走ります。車窓からは昨日訪れた大久野島が見えます。
左の写真をクリックすると、動画の車窓が再生されます。

大久野島に立つ鉄塔は送電線ですが、日本一高いそうです。

■尾道駅到着後、歩いて5分の尾道港へ行き、鞆の浦への観光船に乗ります。

■新尾道大橋(奥)と尾道大橋。新尾道大橋は「しまなみ海道」の起点で有料です。

船の窓が波しぶきで汚れていたため、船内から撮った写真は汚いです。

■家の土台が海の中にある家がありました。波があるとき大丈夫なのかしら？

■宮島の本家と同様、鳥居が海の中にある厳島神社。

■常石造船。
国内有数の造船会社だそうです。

■内海大橋。
岩礁を利用し橋脚を設置したため「くの字」にカーブしているのが特徴です。

■阿伏兎(あぶと)観音。
朱塗りの観音堂が特徴で、毛利輝元が建立し国の重要文化財です。

このあたりから鞆の浦までは、尾道近辺と違い船が揺れました。東は紀伊水道から、西は豊後水道からの潮がぶつかるためだそうです。

■1時間で鞆の浦へ到着。

鞆の浦は「潮待ちの港」として江戸時代に栄えた町で、2019年12月にも訪れています（旅行記はこちら）が、時間不足でボランティアガイドの説明で街をざっと歩いただけです。

鞆の浦でのコメントは鞆物語を参考にしています。

■桝屋清右衛門宅。
「いろは丸事件」の際、鞆港を訪れた龍馬らが宿泊した家です。
「いろは丸事件」とは、1867年、坂本龍馬率いる海援隊が伊予大洲藩から借り受けた「いろは丸」と紀州藩の軍艦「明光丸」が衝突した事件です。

■福禅寺。
900年代に建立されました。

■福禅寺の客殿「対潮楼」から見る景色。
客殿は朝鮮通信使の迎賓館として使われ、朝鮮通信使が「日東第一形勝」と絶賛したという景色です。
見えるのは弁天島と仙酔島です。仙酔島には大学生時代に宿泊したことがあります。

■太田家住宅。
写真がなかったのでパンフレットの表紙です。2019年12月に訪れた際には写真を撮っていました（旅行記はこちら）。
保命酒を製造・販売していた中村家の家で、明治に入って廻船業を営んでいた太田家に継承されました。

保命酒(ほうめいしゅ)は大阪から移り住んだ医師中村吉兵衛が1659年に製造を始めた薬用酒です。

■太田家住宅に入ると雛人形が飾ってありました。
「鞆・町並ひな祭」というイベントで、町中のあちこちに雛人形を飾る祭です。

■御殿にいる雛人形。

■保命酒を貯蔵した蔵。

■鞆の浦の1番のシンボルの常夜燈。
1859年の建造です。

■保命酒の店。
江戸時代に独占販売していた中村家ですが、明治に入り専売ではなくなったため複数の業者が製造を始め、現在は4社が製造を行っているそうです。

ここは岡本亀太郎本店という店ですが、後で調べるとこの店は、福山城が廃城となるとき、福山城の長屋門を買い取り、店舗にしているとのことでした。

■鞆の津の商家。

■高台にある、鞆の浦歴史民俗資料館へ。
ここは鞆城があった場所で、石垣は掘り出された鞆城時代の石材を使って復元されたものです。

■城跡から見る鞆港。

■港まで降りてきました。

■雁木(がんぎ)。
潮の干満に関らず船着けできる石階段のことです。

■波止場。
これも江戸時代に造られたものです。

■船番所跡。
船番所とは船の出入りや安全を管理・監督する設備で、江戸時代の石垣が残されています。

■バスで鞆の浦から福山駅へ行き、新幹線ホームに上がると飛び込んできたのが、福山城のライトアップ。
天気が今一つの今回の旅でしたが、最後に得した！という思いにさせてもらいました。