No.021　郡上八幡〜城下町散策と観光列車「ながら」乗車　(2020.10)

今あちこちで観光列車が運行されていますが、東海地方ではほとんど走っておらず、唯一自宅から日帰りで乗りにいけるのが長良川鉄道の「ながら」です。その「ながら」に乗りに行こう！と予約状況を調べたら、金曜日なら空席があるということで休暇を取って乗ってきました。
長良川鉄道は旧国鉄越美南線で、岐阜県の美濃太田駅と北濃駅72Kmを結び、途中に関、美濃市、郡上八幡などの駅があります。
美濃太田駅までは自宅から車で45分ほどなので駅近くに車を停め、普通列車で郡上八幡まで行き散策し、帰りに「ながら」に乗るコースです。

解説は「郡上八幡観光協会」のホームページ及びWikipediaから引用しています。
長良川鉄道のホームページ
http://www.nagatetsu.co.jp/

今日の歩数計：11502歩

■「ながら」を予約するとフリーきっぷがついているので、郡上八幡までの行きも使えます。

■みなみ子宝温泉駅。
駅舎が温泉施設になっているとても珍しい駅です。

ホームに降りると温泉施設の入口になります。長良川鉄道を利用すると、入浴料600円が200円になるそうです。5人ぐらいの方が降りました。

■郡上八幡駅到着。
郡上八幡駅は旧国鉄の駅として1929（昭和4）年の開業当時の面影をよく残しているということで、国の登録有形文化財になっています。
この跨線橋なんて、すごく古いのがわかります。

駅舎も登録有形文化財で、3年ほど前に開業時の外観に復元・リニューアルしたそうです。

跨線橋。

■乗ってきた列車。
1両編成のワンマン車両です。ほとんどの人が郡上八幡駅で降りましたが、このあと北濃駅に向かって出発していきました。

■郡上八幡駅から城下町までは徒歩20分ほど。まずは「蕎麦処　俄」で蕎麦の昼食です。

■郡上八幡旧庁舎記念館。
「旧八幡町役場庁舎」として国の登録有形文化財になっています。

■街の中心を流れる長良川の支流の吉田川。
夏には2つ上の写真に写っている新橋から子供たちが飛び込むことで知られています。
向こうに見える橋は宮が瀬橋。

子供たちが飛び込む場所。
高さは12mあるそうで、正直、怖いです。死亡事故も起きているため、観光客は飛び込まないでください、と書いてありました。

■宮が瀬橋から見た新橋。

■郡上八幡樂藝館。
この建物も国の登録文化財です。

■宗祇水。
「日本名水百選」の第１号に指定された湧水です。
郡上八幡では湧水や山水を引き込んだ二槽または三槽からなる水槽のうち、最初の水槽が飲用や食べ物を洗うのに使われ、次の水槽は汚れた食器などの洗浄に使う特有の水利用のシステムがあるそうです。
この宗祇水は街の共同の水槽で、1つめが飲料用、2つめが米を洗うため、3つめが野菜を洗ったりするためと説明書きがありました。

■国の重要伝統的建造物保存地区の選定を受けた古い町並み。

こちらの通りは、職人町と鍛冶屋町という名の通り商人の町だったそうです。

各家の軒先には消火用のバケツが吊り下げられていました。

柳町。
こちらは中級藩士から下級武士が住む武士の町だったそうです。

■郡上八幡城。
古い町並みを歩いていると、郡上八幡城が見えました。
今回時間がなかったのでお城まで行けませんでした。以前行っているからまぁいいか。

■宮が瀬橋からもお城が見えました。

■やなか水のこみち。
長良川と吉田川の自然石を敷きつめたそうです。

■いよいよ観光列車「ながら」乗車です。
「ながら」は「ななつ星in九州」のデザインで有名な水戸岡鋭治のデザインの観光列車です。
土日祝日を中心に1往復運行され、乗車整理券のみで乗車できる「森号」とレストラン車両の「鮎号」の2両編成です。

■乗車整理券510円＋運賃で乗車できる「森号」。

■「森号」車内。

■窓枠には岐阜県産の檜が使用されているそうです。

■レストラン車両の「鮎号」。
美濃太田発はランチ、郡上八幡発はスイーツの提供となります。

■いつもは満席になる「ながら」ですが、金曜日の今日は定員26席に対し6人のみというゆったりした状態でした。

■鮎号の座席はカーテンで仕切ることもできます。

■スイーツのメニュー。

春慶塗の重箱に入った、郡上八幡のイタリアレストラン「リストランテ雀の庵」が手掛けるスイーツです。

■車窓から見る長良川。

右の写真をクリックすると短いですが、動画が再生されます。

■途中駅ですれ違ったチャギントンラッピング列車。

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