No.029　関ケ原〜関ケ原の戦いの跡めぐり　(2022.10)

来年の大河ドラマは家康が主人公ですが、そう言えば「関ヶ原の戦い」の跡って、車で傍を通って誰かの陣跡に立ち寄ったことはあるけど、ゆっくりと行ったことはないなぁと思い、天気のよい平日のお休みに行ってきました。

解説は「関ケ原古戦場記念館」のホームページ、案内板の説明文及びWikipediaから引用しています。

今日の歩数計：15455歩

■関ケ原古戦場記念館。
まずはグラウンド・ビジョン及びシアター(前日までの予約が必要。でも、当日空きがあれば入れます。今回予約してなかったけれど平日なので入れました。）で関ケ原の戦いの経過を学びます。
そして展示室では資料で関ケ原の戦いを学びます。

5階展望室からは関ケ原が一望でき、各陣営の場所がわかります。
右の写真をクリックすると風景動画が再生されます。

■古戦場巡りの前に、歴史館別館でランチ。
石田三成の旗が立ったハンバーガーです。

■マップを見て「ビギナーにおすすめの道」というコースにプラスアルファして古戦場巡りをします。

合戦開始時の布陣。

　↑マップはクリックで拡大できます。

合戦終盤の布陣。

■徳川家康最後陣地。
最初に布陣した桃配山(ももくばりやま)では戦況が把握できないため、石田三成の陣から数100ｍのこの場所に陣を移しました。

一説には、戦いが昼になる頃になっても去就を明らかにしない小早川秀秋の陣に向け、家康が裏切りを催促する威嚇の銃撃をここから行ったそうです。

■床凡場(しょうぎば)。
合戦後、家康はこの本陣で首実検を行いました。

■田中吉政陣跡。
田中吉政は合戦後、伊吹山中で逃亡中の石田三成を捕縛する大功を挙げました。

■決戦地。
一進一退の戦況が小早川秀秋の寝返りで一変し、西軍が大谷隊、小西隊、宇喜多隊の順で壊滅する中、残った石田隊や島津隊に押し寄せる東軍で埋めつくされた場所です。
そして石田隊は壊滅、島津隊は敵中突破し戦線を離脱し、天下分け目と言われる戦いは僅か半日程度で終わりました。

今はのどかな田園が広がります。

■石田三成陣跡。
笹尾山を5分ほど登ります。

笹尾山は関ケ原が一望できます。

笹尾山・石田三成陣跡(上)、島左近陣跡(下)を眺めます。
島左近は石田三成の家臣です。

■細川忠興陣跡。
細川忠興は豊臣恩顧の武将でしたが、石田三成とは仲が悪くこの関ケ原の合戦では最初から東軍として参戦しました。
黒田隊とともに石田隊を果敢に攻め、首級130余を挙げたと言われています。

■黒田長政・竹中重門陣跡を眺めます。
標高164ｍの丘陵地・岡山は戦況が把握しやすく、開戦の狼煙をあげました。
竹中重門(しげかど)は竹中半兵衛の息子で黒田長政とは幼なじみです。

暑いのと時間の関係で登ることは断念。

■松平忠吉・井伊直政陣跡。
松平忠吉(ただよし)は家康の4男(秀忠の同母弟)で、井伊直政の娘婿です。
東軍先鋒は福島正則の予定でしたが、忠吉に手柄を立てさせたい直政が先に宇喜多隊へ発砲し開戦となりました。

■東首塚。(国の史跡)
合戦の翌日、勝者となった家康は、戦いで破壊された神社の修復や、首実検に供されたり戦場に残されたおびただしい遺体の処理を関ケ原一帯を領していた竹中重門(しげかど)に命じ、重門は遺体を埋葬し、東西2個所の首塚を造営しました。

唐門や供養堂は、尾張徳川7代藩主宗春に関する建造物と言われる名古屋市にあった旧山王権現社の一部を1942年に移築したものです。

首級墳碑(しゅきゅうふんひ)。
1817年に、関ケ原の戦いが忘れ去られないように関ケ原宿本陣の主が建てた碑。

■大垣城外観復元天守。
帰路大垣で途中下車し、関ケ原の戦いの際に石田三成の本拠地となった大垣城に寄りました。
大垣城は続日本100名城に指定されていますので、説明は日本の城（21 岐阜県）に記載しています。
（赤字部分をクリック）

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