■伊予大洲駅へ到着し、時間短縮のためタクシーで大洲城へ向かいます。

■大洲城。
http://www.ozucastle.jp/
大洲城は1888(明治21)年に天守が取り壊されてしまいましたが、４棟の櫓（台所櫓、高欄櫓、苧綿櫓、三の丸南隅櫓）は、解体をまぬがれ、いずれも国の重要文化財に指定されています。4重4階の天守は、明治期の古写真や天守雛形と呼ばれる江戸期の木組模型などの史料をもとに2004(平成16)年に木造で復元されました。
写真は天守を真ん中に、左、高欄櫓（こうらんやぐら）、右、台所櫓です。

■大洲城から見る肱川（ひじかわ）。
午後の「伊予灘ものがたり」は八幡浜行きと八幡浜発のため、この鉄橋を通過します。その際には、このお城から旗振りをして歓迎するそうです。その様子は大洲城ホームページに掲載されています。

■大洲城から少し歩いたお殿様公園に、三の丸南隅櫓はありました。
公園内に国の重要文化財に登録されている、大洲藩の当主であった加藤家の住宅があるのですが、補修工事中で見学できませんでした。

■お殿様公園の傍にあったノーベル賞受賞者の中村修二博士の顕彰碑。
中村さんは、大洲市で小学校から高校まで過ごしており、大洲高校出身だそうです。

■駅へ歩いて戻る際、肱川の堤防にあがって、対岸からの大洲城を撮りました。

■大洲城から少し下ったところに、こんな古民家のホテルがありました。

大洲は伊予の小京都と呼ばれ昔ながらの街並みが残っているそうです。大洲城と並んで有名なのが、大洲藩主の山荘であった「臥龍山荘」です。本当はそちらも行きたかったのですが、この後宇和島まで行くので諦めました。

■味噌屋さん。
向かいにも味噌屋さんがありました。大洲は味噌づくりが盛んなのかしら？

■宇和島への特急列車もアンパンマン列車。
天井にアンパンマンの絵が描かれています。松山〜宇和島を結ぶ特急「宇和海」はディーゼルで2両(時間によっては3両)しかありませんでした。

■宇和島へ到着後昼食です。
鯛めしとじゃこ天の定食。宇和島を中心とした南予地方の鯛めしは東予や中予の鯛めしと異なり、鯛の刺身を、醤油を主体としたタレに生卵、ゴマ、きざみねぎなどの薬味を混ぜたものに和え、ご飯に載せたものを鯛めしと呼びます。しかし、今では松山でも鯛めしというと、この生の鯛になっています。
じゃこ天も宇和島の郷土料理です。

■桑折（こおり）氏武家長屋門。
登城口にある門ですが、家老桑折家にあった門を移築しています。

宇和島城については、宇和島市のホームページを参照しています。
https://www.city.uwajima.ehime.jp/site/uwajima-jo/

■こんな案内。

■急な石段側を見るとやはり急。昨日足を痛めた私には無理！

■ということで、時間がかかっても、緩やかとある方を歩きます。

この石垣は江戸時代17世紀後半頃に築かれたものと推測されるそうで、特徴はきれいに整形された長方形の石材を、交互に向きを変えながら積み上げていく「算木(さんぎ)積み」だそうです。

■と思ったら、こんな石段あるじゃん。下りで重心を足にかけると痛くなるので、とっても不安。。。
高齢のおじいさんがお孫さんらしき男性に付き添われて降りてきます。

ところで、この石垣は藤堂高虎の創建時期となる1601年頃の古い石垣だそうです。

■天守到着。
現存12天守の1つです。3階建ての可愛いお城。

藤堂高虎が創建しましたが、1615年に伊達政宗の長男秀宗が宇和10万石を拝領して宇和島城へ入城し、明治まで9代宇和島伊達家の居城となったそうです。

■天守から見る宇和海。
当時は海に接していた海城だったそうです。

大洲城や宇和島城については日本の城（38 愛媛県）にも記載していますので見てくださいね。
（赤字部分をクリック）

■宇和島駅へ戻る途中で通ったアーケード街。
ほとんど人が歩いておらず、シャッターを閉めた店も多かったです。これが、日本の地方の現状ですね。

■松山へ戻りホテル近くの小料理屋で夕食。
食べログで評価が高かったので入ったのですが、観光客が来る店ではないようでした。

■昨晩に引き続き、刺身が食べたかったのです。
ギゾ、ホゴって初めて聞く魚です。


この後ホテルの温泉にゆっくりつかり、疲れた体をほぐしました。おかげで翌日は足の痛みも治まりました。

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